どうも、鈴木の巣です。
今回は、長野県のタクシー会社であります、
中央タクシー株式会社代表取締役会長、宇都宮常久さんの著書、
「山奥の小さなタクシー会社が届ける幸せのサービス」です。
価格:1,540円 |
今、世界的にタクシーといったら、
Uberがどんどん伸びてきているじゃないですか。
日本ではUber Eatsは来ていますが、タクシーではないですね。
これからの時代、絶対こういった業態が増えてくると思います。
でも、これに対抗できる唯一の方法が、
今回ご紹介する書籍で取り上げられている中央タクシー株式会社さんのような会社だと思います。
これはある意味では、「サービス」というものに対する一つの答えになるかも知れません。
本書の「はじめに」のページで、このような話が紹介されています。
お客様から、「街で中央タクシーを見るとホッとする」という声をいただいたというものです。
一般的に、タクシー会社の仕事は何かと聞かれたら、
お客様を希望の場所まで運ぶことというのが回答になるのではないでしょうか。
では、この「乗らなくても、街で見かけるだけで安心する」というのは、
仕事ではないのでしょうか。
確かに見かけた方へ安心を届けただけでは、
一円の代金もいただいていないですから、
企業としてなりたたないでしょう。
ですが、このような利益にならないところでお客様に支持される企業こそが、
真に利益をあげられるのではないでしょうか。
私は、このような取り組みこそがタクシー会社のサービス業としての本当の意味での仕事なのではないかと思います。
どの業界でもそうですが、
今後、自動運転が発達していけば並のタクシー会社では葉が立たないでしょうし、
小売店等では、ネット通販でなんでも買うことができる時代になります。
そのような世の中で、唯一対抗できるのは、
人間のサービス力だけです。
サービスとは何か。
これは人助けのような利益にならないような概念であり、
かつ実際に利益を出すことができるビジネスの力でもある。
私はそのように考えます。
以降1章から6章まで、実際の中央タクシーでのサービス例や、
そのような組織を作るうえでの心構え等が紹介されています。
その詳細はぜひ本書を購入し、読んでみてください。
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